胃痛の原因と対処法〔胃痛の処方箋〕

胃痛の原因

胃痛はその名の通り胃が痛む症状の総称です。みぞおちの辺りがキリキリ痛んだり締め付けられるような痛みが起こったりするのが特徴で、具体的なその原因は様々です。胃の器質的な問題であることももちろんありますが、ストレスによる神経性のものやピロリ菌感染による慢性胃炎から来ているものなど、対策法も全く異なってきます。まずは自分の胃痛の原因を知ることが、胃痛解消の第一歩と言えるでしょう。

 

現代で起こる胃痛の原因として最も多いと思われるのがストレス性のものです。漫画などでは胃痛は時にストレスを受けていることの暗喩として用いられることさえありますが、実際にストレスから来る胃痛というのはありふれたもので、ストレスの影響で胃酸分泌が過多になることから胃が傷つき胃痛となります。この場合は胃痛のみならず胸焼けや吐き気・げっぷ・喉の痛みなどを併発することが多いです。

 

また、食事内容が原因の胃痛もまたよくあるものです。胃に刺激の強い辛いものやしょっぱすぎるもの、アルコール、カフェインなどを過剰に摂ることで胃痛が引き起こされます。特に空腹時に刺激物を摂ると胃への影響が大きく、空腹時にコーヒーを飲んだら胃が痛くなったという経験をお持ちの方は少なくないはずです。

 

近年になってそのリスクが周知されるようになってきたピロリ菌も胃痛の大きな原因です。ピロリ菌は免疫力の弱い子供の頃に感染し以後ずっと胃の中に定着してしまう細菌で、胃酸を中和することができるために胃の中でも生存することができます。この胃酸を中和するために分泌するアンモニアが胃粘膜を傷つけ、ピロリ菌感染者のほぼすべてに慢性胃炎の所見が認められます。

 

胃痛の対策、対処法

 

胃痛が起きているということは、まさに胃に炎症など障害が起こっている真っ最中だということです。ですから、それ相当に胃をいたわってあげなければなりません。胃痛を起こしたときにどのような対処を取るかによってその後の胃の状態は大きく左右されますし、長期的な胃の健康にも関わってきます。そこで、胃痛が起きたときの対処法についてあらかじめ簡単に抑えておきましょう。

 

まず、食事については特に注意が必要です。胃痛がひどい場合はできるだけ絶食、食べるとしても消化の良いおかゆなどを適量にとどめるべきです。特に脂質は可能な限り摂取を控えます。胃炎が起きている場合、胃の機能が全体的に大きく低下しているのですから、その上に負担をかけるようなことをしてはなりません。

 

そして痛みが極端でない場合は、まずは市販薬を飲んで様子を見ましょう。市販薬と一口に言っても種類は様々ですので、あらかじめ自分の胃炎は何が原因なのか知っておくと安心です。わからなければ、漢方ベースの胃腸薬は副作用も少なく安全です。

 

そして、長期化したり痛みが普段より強い場合、病院へ行くことをためらってはなりません。普段から胃痛を慢性的に患っている方は、胃痛が多少強く出ても軽視しがちなものです。しかし胃痛が普段より強いということは胃潰瘍など緊急を要する状態であるという可能性も否定できません。普段と少しでも違うような違和感を覚えたならば、しっかり病院で見てもらうようにしましょう。

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